「第4回 アジア再生医療団体連携会議」 The 4th Asia Partnership Conference of Regenerative Medicine (APACRM)実施を受けて

公開日:2021年4月16日

一般社団法人
再生医療イノベーションフォーラム
代表理事会長 畠 賢一郎

「第4回 アジア再生医療団体連携会議」
The 4th Asia Partnership Conference of Regenerative Medicine (APACRM) 実施を受けて

「第4回 アジア再生医療団体連携会議」が2021年4月15日(木)にオンラインで開催されました。本会議は再生医療イノベーションフォーラムが主催し、「革新的な治療方法である再生医療をできるだけ早くアジアの患者さんに届ける」というミッションのもと、2018年から開催しているものであり、今回も中国、韓国、台湾、インド、シンガポールおよび日本の再生医療関連6団体ならびに複数の規制当局が参加しました。今回はインドネシアやフィリピンなどからのオブザーバー参加も含め80名を超える海外からの参加者とともに、アジア地域全体でAPACRMの主旨にもとづいた再生医療関連の規制の共通化と最適化に向けた活発な情報提供がなされ、各国状況の相互理解を深めました。

再生医療イノベーションフォーラムは、以下の合意事項に基づき、今後もアジアの再生医療関連の企業団体等および規制当局と協力・連携し、様々な課題の解決に取り組んでまいります。

合意事項

  • モデル製品を共通の題材として、アジア5ヶ国・地域(中国、韓国、台湾、インド、日本)での細胞治療製品の非臨床評価パッケージ、および、品質・同等性の基準に関する主な相違点について、その背景などベースとなる考え方を確認することが出来ました。このパネルディスカッションの内容は、改めてProceeding Paperとして公表することを合意しました。
  • 再生医療関連の規制調和を促進することで各国・地域での試験結果等の共有化や臨床開発にかかる時間とコストの低減を目標にして、今回報告したAPACRM会議の活動をさらに発展させること、そして来春の第5回APACRMも東京からオンライン開催(状況が許せばハイブリッド開催)することを決定しました。

 

-本件に関する問い合わせ先-
再生医療イノベーションフォーラム 事務局 TEL 03-6262-1575

APACRM記者会見説明資料/第4回 アジア再生医療団体連携会議 (APACRM)実施を受けて